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第22回介護技術勉強会


平成26年9月21日
取手市白山公民館講座室

 今回は新たな参加者5名を含めて18名の参加でした。 病院関係の方もいらっしゃいます。

 前回は大勢の参加で部屋が狭く、ちょっと練習には厳しかったので今回は大きな会場を用意しました。 ただ、連休の方も多くてレギュラー陣の不参加が目立ちました。 ここ3回皆勤の介護福祉士を目指している学生さん(全員若いとは限らない)たちは非常に熱心に勉強されています。 将来が楽しみです。 そして。今の気持ちをずっと持ち続けていただけることを切にお願います。

 勉強内容はいつもと同じ、軽度の方の立ち上がり援助からだんだん重度の方の移乗介助を練習していきました。開催頻度が2ヶ月おきなので、日頃に解除作業をしていない人はなかなか習得することが難しいようです。 今回もちょっとしたコツを幾つか指導されました。 それをしっかり頭に入れて欲しいです。 危ない場面も見かけましたがモデルとしてその危なかった経験や痛い思いをしたことも覚えておいて、当事者の気持ちを理解して欲しいです。
 NPO法人活きるの当事者会員は身体介助を必要とするメンバーが多く、団体として各事業所に介助事故を回避するための提言をしました。 これは身体介助の際だけでなく、家事援助での事故も防ぐことができます。(後述)

 次回は11月9日(日) 9時より 白山公民館講座室で開催します。 どうぞ多くの方の参加を期待しています。
記:宮脇
先生の指導を聞き入っています 練習開始 大車輪
こんな可愛い女性が100kg超を持ち上げる!! 夏の思い出 スーパートランス

NPO法人活きるからの提案

【身体介助の危険回避】

 身体介助の現場で危険を回避するために重要なのはシミュレーション能力です。
この介助動作をやった結果どのような危険があり得るか? それがわかると危険回避するための事前対策ができます。
 シミュレーション能力には多くの経験やデータが必要です。 ヒヤリハットの経験を忘れないことが大事ですが、当事者での経験はできるだけ避けなければいけないし、あっちゃいけないことです。
 もっとも手っ取り早い方法は健常者どおしで色んな場面を想定し、あえて危険な状態を作り、当事者の経験をすることが大事です。 当事者の気持ちがわかれば、そうならないようにする工夫が生まれます。

 まずは対象者の身体状況や能力、性格を把握し、どの程度の支援が必要かを検討します。それが自立につながります。
 対象者が指示できる場合はそれに従います。
 いつもと違った介助方法をしたい場合は、その利便性や安全性を説明し、理解を求めた上で実施します。
 介助者は事前に当事者体験をして苦痛や危険性を確認し、当事者の気持ちを把握することは重要です。それができない場合は頭のなかでシミュレーションして安全を確認してから実施します。
 大事なのは当事者の快適性、安全性です。その気持ちを重視することで技術がついてきます。 そして介助者が体を傷めない方法を習得して当事者に理解を求めてその方法を体で覚えることです。

 マニュアルに頼りすぎると応用が効かなくなり特別な場面の際に考えることができなくなります。
 マニュアル通りにできることはもちろんですが、応用が必要な場面はいっぱい生じます。

 謙虚な気持ちを持って、常に新しい情報、技術に興味を持ちスキルアップを計ってもらいたいと思います。

NPO法人活きる 宮脇貞夫


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