青山幸広の楽ちん介護 
                                           
平成28年 2月 14日(日) 
 NPO法人活きるでは2ヶ月毎の介護技術勉強会を開催しています。 介助者の体に負担のない介護技術を覚えてもらい、寝たきりを減らしお互いの気持ちの負担も減らし、そして在宅介護をしている家族が介護が嫌にならないようにしてもらいたいと考えています。
 いつもは石井先生に指導してもらっているのですが、今回は石井先生の師匠の青山幸広先生に来ていただけることになりました。
 青山幸広先生は一般的な管理的介護に嫌気がさして介護職を退き、当事者の立場に立ってその人の機能を存分に引き出して少しでも豊かな生活を送ってもらえる介護を提唱して、全国各地での出張介護技術研修や介護施設へのアドバイザーをメイン事業とされています。 その技術は介護者の身体的な負担も減らすものであり介護が楽しくなります。 私もその技術を用いて、介護場面でのギックリ腰や腱鞘炎から開放されました。
 この取手で青山先生の講習会を受講できるめったにない機会ということで、当日はなんと63人もの受講者が来てくれました。 記名簿の住所を見ると栃木県、静岡県、神奈川県、東京、千葉、なんと兵庫・・・白山公民館の広い講座室が狭く感じるほどで、実技の練習場面ではごった返す状態でした。
 まずは立ち上がりの介助から。 残存機能を活かした簡単介助の方法を見て、受講者のオーっという感嘆の声を聞き嬉しく感じました。 次々と目からウロコの技が出てきて皆さん感激しています。技術指導だけでなく、青山さんの津軽弁混じりの軽妙な語り口は受講者を飽きさせません。 笑いの中に引き込まれるものがあります。 ファンが多いのがわかります。
 NPO法人活きるが開催している勉強会では習っていない技もあり、私も大変勉強になりました。 介助技術が日々進化していることを実感しました。 保守的な施設が多い中、ぜひ、管理的介護から脱して介護職のため、利用者のためにより進化して欲しいと痛感しました。
 この1回だけで技術を習得でっきるわけではないので、日頃から身近な家族やスタッフと練習する必要があるし、2ヶ月毎のNPO法人活きるの勉強会に参加してほしいです。 そして、12月にまた青山先生をお招きして次回はみっちり1日かけて講習をして頂く予定です。
記 宮脇貞夫


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