第32回 介護技術勉強会 
                                           
平成28年 6月 19日(日) 
 今回もちょっと参加者が少なかったです。ただ、嬉しかったのは事務所前に貼ってあったポスターを見て参加してくれた方がいたことです。

 参加者が少ないことは寂しいですが、ゆっくりと集中して練習ができることや、悩んでいること、介護での問題、疑問を話し合うとても良い時間になっています。 特に今回はこの勉強会で学んだ技術がとても在宅介護に役立った経験談をしてくれました。 その方はお義母さんを在宅で介護されていたのですが、当時はベッドに寝たきりでおむつ使用になり、早く施設入所を余儀なくされていたところ、この勉強会で技術(スーパートランス)を覚え、施設入所に至るまでは離床時間も多くトイレで用を足し、ご本人も明るい在宅生活をされたということを聞かせてくださいました。 我々がこの勉強会を開催している大事な目的を実証してくれたのです。

 まずは、立ち上がりの介助です。いつもの技術だけでなく、いろんなシチュエーションや能力によって6種類ほどの技術を見せてもらいました。 床から立ち上がらせる技術はやってみると簡単にできて、受講者の皆さんは自分で感嘆の声を上げていました。
 トランス技術は非力な女性が多かったので椅子を使ってより負担のない技術を覚えました。
 最後にスーパートランスです。 今回初参加の方は少し高齢(失礼)でちょっと心配でしたが、予想外に理解が早く、コツを覚え、すぐにマスターされました。 力に頼らないということをしっかり認識してやることが重要です。男性はつい力に頼ってしまい、うまくできないひとが多いのです。
 全介助の人を床からベッドまたは椅子に座らせる2つの方法を動画で見てください。いとも簡単にやっています。ちょっと、コツが必要です



 
※次回は8月11日(木) に開催します。  青山幸広先生をお招きして、特別勉強会になります。
 場所は我孫子市・けやきプラザ・7階介護実習室で開催します。
 開場は9時、9時半〜16時ころまで。 昼食は各自で調達してください。
 お問い合わせ: NPO法人活きる 宮脇まで 0297−73−8361 (平日の10時〜15時の間)
当事者に腰を浮かせてもらって隙間に
拳が入れば立てる可能性があります
持ち上げるのではなく、前へ押し出す要領です ここで学んだ技術を使って
お義母さんに快適な在宅介護を提供した経験談
椅子を使って移乗介助 股関節が柔らかいとより体を傷めません スーパートランス


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